図書通帳という仕組みを知っていますか?読書の楽しさを積み上げる発想

こんにちは!三島一人です!
今日は、思い出の図書館について書きます。

図書通帳というユニークな仕組みをご存じですか?

図書館で本を借りていると、ふと「図書通帳(R)」のことを思い出すことがあります。
これは銀行の通帳のように、本を借りるたびに専用の通帳に印字される仕組みで、かつて山口県下関市の図書館で導入されていました。私が家族で赴任していた頃に出会ったこのサービスは、とてもユニークで今でも印象に残っています。

下関市図書館で出会った図書通帳

当時、子ども向けに希望者へ配布されていたのが「図書通帳」でした。
本を借りる際、専用のATMのような機械に通帳を入れると、借りた本のタイトルが銀行取引のように1冊ずつ印字されていきます。
例えば10冊借りると、通帳に10行の記録が刻まれる――その様子は本当に「銀行通帳」のようで、子どもだけでなく大人の私も「面白い仕組みだな」と感じたものです。

この通帳の魅力は、過去に借りた本がすべて記録として残る点です。
読み終えたものを振り返ることができるので、「こんな本を読んでいたんだな」と思い返したり、また同じ本を借りてしまうのを防ぐ役割にもなります。
何より、「読んだ本の実績が積み上がる」楽しさは、子どもにとって大きなモチベーションだったのではないでしょうか。

残念ながらサービスは終了

気になって最近ネットで調べてみたところ、この図書通帳のサービスは2021年にシステム変更に伴い終了していました。
導入は2010年頃なので、約10年ほど運用されていたことになります。
「残っていてほしかったな」と思う一方で、維持にはコストやシステムの更新が必要になるので仕方がない部分もあるのかもしれません。

現在は「シール」で読書記録が残せる

現在の下関市立図書館では、本を借りると1冊ごとに専用の「シール」が発行されるようです。
そのシールを自分の手帳やノートに貼っていくと、かつての図書通帳のように「読書の記録」を積み上げることができます。
自分なりの工夫次第で、オリジナルの読書記録帳が作れる仕組みになっているのは、とても面白いですよね。

読書を「見える化」する工夫

図書通帳にしろ、シールにしろ、「読んだ本が目に見える形で残る」ことは読書習慣にとても役立ちます。
特に子どもにとっては、「どれだけ読んだか」が積み上がっていくと、大きな達成感になりますし、さらに読書への意欲を高めてくれるきっかけになります。
大人でも、手帳やノートに読んだ本を書き留めていくと、自分自身の知識の軌跡を残すことができます。

まとめ

「図書通帳」というユニークな仕組みは、残念ながらすでに終了してしまいましたが、今も「読書を記録する楽しさ」はさまざまな方法で続けられています。
図書館のサービスをきっかけにしてもよし、自分で工夫して記録帳を作ってもよし。
読書を習慣化し、楽しみながら活字に触れることができる方法を見つけていけるといいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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