おすすめの本『転職の思考法』著:北野唯我
こんにちは!三島一人です!
私は44歳のとき、長年勤めてきた業界を離れ、まったくの異業種に転職しました。年齢的にも一般的には転職に不向きと言われる時期でしたが、この挑戦を後押ししてくれた一冊があります。それが、北野唯我さんの『転職の思考法』です。
転職を考えると、多くの人はまず転職サイトに登録し、募集要項を見ながら給与、休日、福利厚生などの条件に目を向けがちです。もちろん条件は大切です。しかし、本当に大事なのは、「自分がどんな価値を持っているのか」を理解することです。
転職成功のカギは「棚卸」
私の場合、44歳という年齢に加えて、まったく経験のない業種への挑戦だったため、準備は欠かせませんでした。その準備の第一歩が、自分のこれまでの経験やスキル、人脈、得意分野を徹底的に洗い出す「棚卸」でした。
この本では、転職を単なる条件選びではなく、「市場価値を高めるプロセス」として捉えています。これが私にとって大きな発見でした。給与アップや役職といった条件面だけを見て動くと、一時的には成功しても長続きしない——その理由が物語形式でわかりやすく描かれています。
物語形式で学べる転職戦略
『転職の思考法』は、主人公が転職のプロフェッショナルからアドバイスを受けながら、自分の市場価値を高める過程を描いた物語です。ビジネス書でありながら読みやすく、まるで小説を読んでいるような感覚でページが進みます。
本書では、「いつ転職すべきか」「どのように会社を選ぶか」「市場価値をどうやって判断するか」といったポイントが、物語の中で自然に理解できるよう構成されています。そのため、堅苦しい理論書が苦手な人でも、無理なく読み進められます。
44歳、異業種転職を成功させた理由
私自身、この本を通して、「今の自分は市場でどのくらいの価値があるのか」を冷静に分析するきっかけを得ました。その結果、自分が強みとして打ち出せるスキルや経験を明確にし、面接で具体的に伝えられるようになりました。
また、「転職はゴールではなくスタート」という本書のメッセージが、転職後の行動にも大きな影響を与えました。新しい職場に入ってからも、常にスキルアップや新しい挑戦を意識するようになり、今では転職先でさらにキャリアを伸ばすことができています。
この本をおすすめしたい人
- 転職を考えているが、何から始めていいかわからない人
- 給与や条件だけで転職先を決めてしまいがちな人
- 40代以上で転職に不安を感じている人
- 異業種への挑戦を検討している人
特に、私と同じように家族を持ちながらの転職を考えている方には、事前準備の重要性や冷静な自己分析の必要性を教えてくれる一冊です。
まとめ
転職は人生の大きな分岐点です。『転職の思考法』は、単なるノウハウ本ではなく、「自分の価値を見つめ直すきっかけ」を与えてくれる本です。条件や待遇だけに惑わされず、自分の市場価値を正しく理解し、長期的に活躍できるキャリアを築くためのヒントが詰まっています。
もしあなたが転職を考えているなら、この本を手に取ってみてください。きっと、自分のキャリアをどうデザインすべきかが見えてくるはずです。また、ご質問等ありましたら、遠慮なくお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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