こんにちは!三島一人です!
みなさんは、自分の名前をインターネットで検索したことがありますか?
自分と同じ名前を持つ人がたくさん出てきたり、まったく知らない同姓同名の人物が活躍していたりすることもあるでしょう。
ではもし、検索結果に「重大事件の主謀者」として自分と同姓同名の人物が出てきたら、あなたはどう感じるでしょうか。
その日常は一瞬で崩れてしまうかもしれません。
今回ご紹介するのは、下村敦史さんの小説『同姓同名』です。
帯には衝撃的な言葉が書かれています。
「大山正紀が殺された。犯人は―大山正紀。」
犯人の名前が冒頭から提示されているにもかかわらず、読み進めるうちにますます謎が深まり、スリリングな展開に一気に引き込まれました。
まさに「前代未聞」「大胆不敵」という言葉がぴったり当てはまる作品です。
読後の感想と読者の声
実は先に娘がこの本を読んでおり、「すごくおもしろかったよ」と勧められて手に取りました。
娘の感想どおり、序盤から強烈な設定に驚かされつつ、最後まで飽きずに読み切ることができました。
また、この本は「ビブリオバトル」という書評大会で、中学部門・高校部門の両方でグランドチャンプ本に選ばれた実績があります。
そのため学生の方にもおすすめでき、幅広い年代の読者に楽しんでもらえる内容だと思います。
幻冬舎の特設サイトでの体験
補足ですが、幻冬舎の公式ホームページには特設サイトが用意されています。
そこではなんと、自分の名前を入力すると物語の一部を「自分の名前」で読むことができる仕組みがあるのです。
これはまさに主人公になった気分を味わえるユニークな体験で、作品のテーマとリンクしている点がとても面白いと感じました。
小説の世界に没入したい方にはぜひ試していただきたい仕掛けです。
自分の名前を検索してみると…
ちなみに余談ですが、私自身の名前をGoogleで検索してみると、トップに出てくるのは
「三島(静岡県三島市)の一人用鍋」や「三島市の一人旅」などでした(笑)。
まだ自分自身の活動が上位に表示されるほどではありませんが、仕事や活動を通じて、いつか自分の名前が検索結果に上がってくるようにしたいと思っています。
皆さんもぜひ、一度ご自身の名前を検索してみてください。意外な発見があるかもしれません。
まとめ
下村敦史さんの『同姓同名』は、日常の延長線上にある「名前」というテーマから、一気に非日常のスリラーへと引き込まれる作品です。
同姓同名であるがゆえに起こる悲劇やサスペンスは、現代社会の「検索」という行為と直結しており、リアルな怖さを感じさせてくれます。
読みやすさとテンポの良さから、普段あまり小説を読まない方でも夢中になれるでしょう。
学生から大人まで幅広くおすすめできる一冊です。
興味を持った方は、ぜひ手に取って読んでみてください。
あなたの「名前」から始まる物語に、ぜひ触れてみませんか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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