こんにちは!三島一人です!
今回は、初挑戦から学んだことを書いてみます。
挑戦とエネルギーの向け方
今から20年近く前、私は一度だけミュージカルに出演したことがあります。タイトルは「愛と地球と競売人」。地元市民が参加する舞台で、今も続いている作品です。もともとは小学生の作者が書いた本をもとに作られたミュージカルで、子どもから大人まで幅広い世代が出演していました。
参加のきっかけは、前職の取引先からの一言。「お前も出ろ」。軽い気持ちで受け止めた私は、ステージの後方で歌う程度の役だと思っていました。しかし実際は、演技をしながら歌う出演者のひとり。もちろん主役ではありませんが、完全に「演じる側」でした。人生で一度も経験したことのない大きな挑戦に、戸惑いながらも参加することになったのです。
大人の挑戦と仲間の力
当時の私は仕事に追われながらも、夜や休日に練習へ通いました。驚いたのは、同じように忙しい大人たちが集まり、真剣に演技を磨いていたことです。最初はぎこちなかった動きや表情も、日を追うごとに自然になっていき、まわりの成長が目に見えてわかりました。
その姿を見て「環境が人を変える」ということを実感しました。自分ひとりではなかなか続けられない挑戦も、仲間と一緒であれば力が湧いてくる。挑戦は孤独ではなく、周囲の存在に支えられているのだと強く感じました。
子どもたちの純粋なエネルギー
本番前の合同練習で、子どもたちの演技を初めて目にしました。恥ずかしさや迷いなど一切なく、全力で表現する姿。その純粋なエネルギーに圧倒されました。舞台の上でキラキラと輝く彼らを見て、「挑戦することに年齢は関係ない」と気づかされました。
大人になると、どうしても「失敗したらどうしよう」とか「自分には向いていないかもしれない」と躊躇してしまいます。しかし子どもたちは違います。まずやってみる。そして全力でぶつかる。そのシンプルさこそが、挑戦を成功に近づける最大の力なのだと感じました。
かじるだけでも大きな一歩
私がミュージカルに参加したのは、正直に言えば「軽い気持ち」からでした。しかしその軽い一歩が、自分にとって大きな成長のきっかけになりました。挑戦は必ずしも大掛かりである必要はありません。ほんの少しかじってみるだけでもいいのです。その小さな一歩が、自分の世界を広げてくれるのです。
今日からできる小さな挑戦リスト
- 普段選ばない本を一冊読んでみる
- 通ったことのない道を歩いてみる
- やってみたい習い事の体験教室に参加してみる
- 普段は話さない同僚や友人に、自分から声をかけてみる
- 苦手だと思っている分野に、あえて小さく関わってみる
どれも大きな決断ではありませんが、これらはすべて「挑戦」です。そして一歩踏み出すたびに、自分の中のエネルギーが少しずつ動き始めます。
挑戦の先にあるもの
あの舞台で学んだのは、「挑戦には必ず自分を変える力がある」ということです。怖さや不安はつきものですが、その先には仲間との出会いや新しい自分との出会いが待っています。
今でも私は、子どもたちの全力の姿を思い出します。あの純粋なエネルギーを忘れずに、これからも小さな挑戦を重ねていきたい。かじるだけでも構わない。大切なのは一歩を踏み出すこと。その積み重ねが未来を形づくっていくのだと信じています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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