営業スタイルはひとつじゃない:外交的と内向的の強みを考える
こんにちは!三島一人です!
営業というと、一般的には「明るく元気」「人懐っこい」「とにかくフットワークが軽い」――
そんな外交的で体育会系なタイプが成功しやすいとイメージがあると思います。確かに、営業のスタート段階、特に短期的な成果を求められる場面では、そのようなエネルギッシュさと抜群のコミュニケーション力は大きな武器になります。
私もそのようなスタイルに憧れていた時期がありました。もっと積極的に話せたらな、もっと踏み込んで提案出来たらななど。
しかし、長期的な視点で営業活動を振り返ってみると、必ずしも外交的・体育会系の人ばかりが成果を出すわけではないとも感じてきました。
内向的な人や理系的な思考を持つ人にも、確かな強みがあります。今回は、営業における「外交的と内向的」「体育会系と理系」の特徴と、それぞれの持ち味をどう生かせるかを考えてみたいと思います。
短期的に強みを発揮する外交的・体育会系タイプ
外交的で体育会系の人は、とにかくスタートダッシュが早い印象があります。
初対面でも物おじせず、明るい笑顔で場を盛り上げ、相手との距離を一気に縮めることができます。
また、多少の失敗や断られる経験があっても前向きに切り替えられるため、
行動量の多さから自然と成果を引き寄せやすいのです。情報なども集まりやすい印象です。
特に、新規開拓や短期間での売上アップが求められるシーンでは、この外交的・体育会系の強みが最大限に活きます。
長期的に力を積み上げる内向的・理系タイプ
一方で、内向的な人や理系的な思考を持つ人は、じっくりと物事に取り組むことを得意とします。
目立つ存在ではないかもしれませんが、相手の話を丁寧に聞き取り、そこから改善点や解決策を見出す力に長けている印象です。
短期的な派手さはないかもしれませんが、時間をかけて信頼を積み重ねていくスタイルは、
長期的な顧客関係の構築において大きな成果につながります。
「この人になら安心して任せられる」と思ってもらえるような信頼感は、
内向的な人ならではの強みと感じます。
自分の持ち味を生かすという考え方
営業活動において大切なのは、「自分は外交的か内向的か」「体育会系か理系か」というラベルを貼ることではないと今なら思えます。
重要なのは、自分の持ち味をどう生かすかという点です。
私自身は内向的な部類に入ります。大勢でわいわいすることも嫌いではありませんが、
突発的な交渉や即断即決の場面よりも、時間をとって相手の話をじっくり聞き、
課題を整理して改善点を提案するほうが力を発揮できます。
だからこそ、今の仕事は自分に合っていると感じています。
もちろん、コミュニケーション能力は営業に欠かせないスキルです。
社外とのやり取りはもちろん、社内での協力関係を築くためにも必要不可欠でしょう。
ですが、それを「無理に補おう」とするよりも、自分の強みをベースに営業活動を組み立てることが、
長期的な成果につながるのではないでしょうか。
営業スタイルは人それぞれ
営業に正解はありません。外交的で体育会系の人には、その人なりの強みがある。
内向的で理系の人には、その人なりの強みがある。
どちらかが優れているわけではなく、それぞれのやり方で成果を出す道があります。
だからこそ、自分の性格や環境、そして顧客との関わり方を踏まえて、
「自分はどんなやり方が合っているのか?」を一度考えてみることは、とても意味のあることだと思います。
まとめ
短期的に結果を出す外交的・体育会系タイプ。
長期的に信頼を積み重ねる内向的・理系タイプ。
どちらにも良さがあり、営業活動の現場ではどちらも必要とされます。
大切なのは「自分のスタイルを理解し、強みを生かすこと」。
営業は人対人の仕事だからこそ、画一的なやり方ではなく、個性を活かしたアプローチが成果につながると思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
追記:「強み」って自分が強みを思っていないことが、案外強みであったりもします。ご意見などあればお問い合わせフォームよりご連絡ください。
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